私の家族はO型-プーケット海外生活

プーケットで生活するタイ人の夫、娘、息子、私の4人家族の日記です。

プーケットで出産

私は、子供が2人います。

2人ともプーケットで産んでおります。

そして、自然分娩で産んでおります。

 

一番最初にクリニックに行ったのですが、その先生結構脅すんですよね。

初産じゃないですか・・・

あなた、35歳ですね。

高齢出産となりますので、羊水検査をしてください。

羊水検査は、○○○○バーツです。

クリニックでは出産できませんので、出産特別料金が発生していくらです。

出張料でしょうか?

とにかく、ビビらせるようなこと、料金のことばかり言ってそのクリニックは一度だけ診察していただき、情報を集めることにしました。

しかも、タイ語で説明されて不安で不安で・・・

プーケットに在住でこちらでご出産した人に色々聞いてみました。

そこで、アンケートをとった結果、あまり高くない、しかもちゃんとした医療の受けられる、ミッション病院という私立の病院に決めて、お医者さんの名前もしっかり聞いてきました。

ミッション病院の産婦人科のキティパン先生という男性のお医者さんです。

初診の時、クリニックで言われたことを聞きました。

「あっそれね。血液検査でだいたいわかるから、まずは血液検査をしましょう。それで何か異常が出たら、羊水検査になります。」

まだ、羊水検査すると決まってないので、ここでは特別出産料金は必要ありません。

全てパッケージに含まれております。

パッケージ?

旅行気分?

料金は、この先生は言わずに受付で聞いてくださいと言われ、またこの先生さばくなと思いました。

ご自身の仕事は、料金を妊婦に伝えることではなく、妊婦さんを以下に不安にさせないかと常に私の名前で呼んでくださいました。

受付で料金を聞きました。

 

自然分娩のときは、2泊3日で、18000バーツ

帝王切開のときは、3泊4日で、36000バーツです。

日本に比べたら安いですね!

しかも安心できるお医者さんで、ここに決めた!ということで、ミッション病院に決めたわけです。

信頼できる先生がいて本当によかったです。

血液検査は、問題もなく、羊水検査ももちろんしませんでした。

毎回の尿検査はしますが、たまにエコーで胎児の心音を聞かせてもらいました。

5ヶ月目、こちらでは、女の子か男の子かを聞くことができるのです。

女の子でした!

うちの旦那の実家は大喜びです。

特に旦那のお母さん、孫は男の子ばかりでしたらので、女の子がよかったようです。

9ヶ月目、全く陣痛がなく、いついつまで兆候がない場合は、陣痛促進剤を打ってから出産となります。ということで、陣痛とか破水とか何もないので、決めた日の夜中に入院しました。

お医者さんの話では、胎児の頭は下になっているので、自然分娩で行けるでしょういうお言葉をいただきました。

夜中の11時に入り、まず、浣腸して排泄物を全て出します。

本読みながら、出産の仕方でもとのんきな私だったのですが、本は全部没収です。

呼吸法どうやってやるんだっけ?ひっ、ひっ、ふー?

吸うのはどっちだ?

この後、水も食べ物も禁止です。

浣腸すごいですね。すぐにトイレへ

そして、看護士が来て、剃毛します。

そして、心電図見たいのを取り付けられます。

胎児の心音を測る機械です。

いつ、陣痛促進剤打たれたのかわかりませんが、朝、7時頃徐々にやってきました。

これが、陣痛というものですね・・・

最初は、30分に一度ぐらいのペースで痛さが短く襲ってきます。でもそこまで痛くないです。

途中、子宮がどれくらい開いたかどうか看護士のチェックが入ります。

子宮が10cm開いたら、分娩室に行けますよ。

うわっ、まだまだです。

そのうち、どんどん激しくなってきました。

10分に1分襲う、強烈な痛さ。

ハンマーで何度も腰を打ち付けられた感じでしょうか?

みるみるうちに万床になってしまい、すごい妊婦の数です。

今日出産する人すごいいるな、これは、分娩室取り合いだなと思いながら、

陣痛の間、膀胱も圧迫されるので、トイレに行きたくなります。

でも、立ち歩いてはいけないので、オマル?簡易式の便器をもってそれでトイレです。

出たのか、出てないのか、妙な感じで。

次第に3分に一度に襲ってくる痛さ、痛さも時間測ったら1分。

これは、耐えられない・・・

この日は、分娩室の取り合いになる。

分娩室争奪戦です。

分娩室に入ったら、30分は出てこないと予想される。そして、分娩室の次の妊婦の準備などあるだろうから、45分間は、この痛さに耐えなければいけない。

痛いけど、しっかり計算づくでした。

こんな痛さ、あと45分耐えられなーーーーーーーい。

次の人が出てきたら、もうだめっと言ってしまおう!

ずるい私・・・手を挙げたモン勝ちでしょ。

おっ、分娩終わった人が出てきた。

「もう私、ダメでーーーーーーす。」

看護士が、えっ、まだあなたの子宮8cmしか開いてないけど、10cmじゃないし、

「いやいや、本当に無理です。」

寝ていられる状態はきついです。半分起きている状態が一番楽なんですよ。私、ほとんど座っている状態が多くて、何度も看護士に注意されましたから・・・

看護士が車椅子に乗せて、分娩室上がって、ここ握ってと指示があり、分娩台に上がった時、この分娩台すっごい冷たい、ひえー

助産婦さんが、呼吸法を教えてくれました。

タイ語バージョンもあったのでは?

いきむときの声かけを助産婦さんが一緒にやってくれます。

何か、切りましたね?

会陰です。

分娩台にのぼっていきんでいる時には、お金のことしか考えていません。

だって、36000バーツなんてありませんから、18000バーツでなんとかしなければいけません。

これで、出産できなければ、急遽帝王切開です。嫌です。お金が足りません。

全然出てこないのか、最後に先生がお腹の上に乗ってくれて、プルっと出ました。

分娩室に入り、約20分後に出産です。

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そのあと、まだ終わっていないよということで、胎盤を出します。

そして、会陰した部分を縫っています。

出産したら、しばらく担架で放っておかれました。

1時間は、安静ということでしょうか?

私の母親がわざわざ日本から来てくれていて、ずっと病院にいてくれました。

その日は、韓国人の人やら、フィリピン人の方やらいて、母は待っている間に友達になれたようです。

 

出産のときに、旦那いませんでした・・・ち━━━━!!ーん

看護士に出産は15時頃になるからと言われて、洗車しに行ったらしいです。

旦那が「病室に来て、帝王切開だってな」っていうんで、誰のこと?

自然分娩だけど・・・

えっ?病院から電話あって、奥さんもう我慢できなくて帝王切開だからって看護士が言っていたと。

看護士もてんてこ舞いだったのでしょう。

あの人数の妊婦。誰が誰だか分からなくなっていたのでしょう。

個室の病室で、ゆっくり休めました。

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出産後は悪露という出血がすごいですので、ナプキンをもらいます。

 

こちらでは、生理用のパンツは履かずにそのままナプキンを当てます。

まず、ゴムをウエストに通して、そこに引っ掛けるところがあるので、ナプキンの両側にある穴に引っ掛けるという感じで、ふんどしに近いでしょうか。

看護士が何度かやってきて、会陰した患部に遠赤外線を当てます。

 

翌日と翌々日に渡って、沐浴練習、母乳のあげ方、おむつの替え方を練習します。

帝王切開の人は、大変そうでした。

お腹切ってますからね。

麻酔が切れたら本当に痛いのでしょう。見ていて痛々しいです。

私は、自然分娩でしたが、会陰をしてましたから、座るときに痛いのです。

ですので、ドーナツ状のクッションを持って行ったり、バスタオルでドーナツ状のクッションを作ってあげるといいですよ。

娘は、黄疸でもう一日様子を見ると言われ、私だけ先にお帰り?

寂しい・・・

私の働いている社長さんが、お見舞いに来てくれて、入院費と出産費を全て出してくれると言ってくれて、私ももう一泊できることにしてくれました。

ありがとうございました。社長!